きしくんのたび vol.2

ドタバタしていてものすごくものすごく更新するのが遅くなりました。


2/5にきしくんの旅 vol.2に行ってきた。

(vol.1の模様はこちら


今回の目的地は3つ。

  1. 渋谷ジャニーズファミリークラブ
  2. 汐留日テレ屋『お兄ちゃん、ガチャ』展
  3. 帝国劇場『Endless SHOCK』
である。
しかしこの日の東京の天気予報は大雪。帝劇のある有楽町まで1時間かかるところに住んでいる私は、どうか電車がストップしませんようにと願い続けて当日を迎えた。

翌日外を見ると雪はちらついているものの、積もりそうな雪ではなかった。私はホッと一安心して身支度を済ませると、ファンレターをバッグに忍ばせ渋谷に向かった。
渋谷のファミリークラブに向かった目的は2つ。1つ目は出演者のサイン入りの『お兄ちゃん、ガチャ』ポスターを写メりに行くこと。そして2つ目はファンレターを出すことだ。大雪予報が出ていた上に平日ということもあって、中は空いており、スムーズに2つの目的を果たすことができた。さあ次に向かおうか、というとき「こんにちは!ジャニーズJr.でーす!」の声が。慌ててスクリーンに目を向けるときしくんを含むジャニーズJr.の新春メッセージ動画が始まっていた。この動画が流れていることを知らなかったのか、はたまた忘れていたのかはわからないが、私にとっては全く予想外のうれしいサプライズであった。

メッセージ動画で新年の抱負を語るきしくんを見届けた後、汐留に向かった。
田舎者の私は少々迷いながらも無事日テレに到着し、日テレ屋で行われている『お兄ちゃん、ガチャ』展を楽しんだ。
実際に撮影で使われた台本やガチャガチャを真近でゆっくり見ながら、改めてきしくんをキャスティングしてくれた日テレさんに感謝の想いが溢れた。

そしてとうとう雪も雨に変わる中、私は最終目的地の帝国劇場に到着した。私にとって好きになってから初めてきしくんを見れる機会だった。これまで番協やコンサートに散々落選しお預けを食らっていた私は、帝劇が近づいてくるにつれ「現実じゃないんじゃないか」「きしくんは本当にここにいるんだろうか」と不安と期待でソワソワしながら涙が出そうになった。

いよいよ中に入り、フォトセットを購入し、今度は「幕上がってきしくんは本当にいるのか」と不安になりながら本番を迎えた。きしくんはそこに確かにいた。幼い頃からKinKiも応援している私は、これまでも何度かSHOCKを観劇したことはあったが、やはりストーリーがわかっていても、次に何が起こるかわかっていても、それでも感動して泣いてしまう。
それに加えてそんな大好きなミュージカルにきしくんが出ているという現実も合い重なって本編を通じてぐすぐす泣きっぱなしであった。

心臓が痛い。泣いても泣いても涙が出て来る。もうよくわからなくて痛む心臓のあたりの服をぐっと握りしめたのを今でも覚えている。
本編の内容を私の語彙力で言葉にしても「やっぱりすごい」「感動した」「見に来てよかった」というような簡単な言葉しか出てこない。しかしやはりSHOCKが大好きだ、とそう思った。

そして私が今回きしくんと初対面を果たして何を感じたか、ということについて。

それまでのわたしは不安だった。もしきしくんがデビューできたとする。そしたら従来の自分のようにデビューした瞬間に冷めてしまうんではないだろうか。きしくんのことをずっと応援し続けていけるのだろうか?という不安。そして、きしくんがデビューしなかったとする。そしたら彼は東京での活動がこれからも中心になる。そんな中で、私は福岡にUターン就職なんかしていいんだろうか。という不安。
これは今思うときしくんに自分を振り回されているし、換言すれば自分自身で決断すべきことをきしくんのせいにして逃げていたのだ。

きしくんが「SHOCKを経験して、あれを乗り越えたんだから大丈夫、と色んな仕事をやる上での支えとなっている」と語るそのSHOCKの舞台で、初めてきしくんに会ってみて、私はいい意味できしくんに執着がなくなった。それは「きっとこれからもきしくんの進む方向性と私の望む彼の未来が重なり続ける限り、デビューしてもしなくても、わたしがどこに行っても、例え会える機会が減ってしまっても、わたしときしくんはちゃんと心で繋がっている永遠だ」という確信ができ、自分の抱えていた不安要素が消えたからかもしれない。心に生まれた余裕で、早く会いたい、今すぐ会いたいという気持ちはだいぶなくなった。
もちろん会える機会が多ければいいなあとは思うし、会いに行く努力もすると思う。
でも、きしくんもわたしもそれぞれの場所で今このときをがんばって生きているとわかったこと。そして画面の中の存在でしかなかったきしくんを生で見てみたら、ちゃんと泣くし、笑うし、歌うし、踊る。そこに同じ人間としてちゃんといたよっていう当たり前を目撃できたこと。それだけでわたしは満足した。そんな初対面だった。

また3/26に、お互いに頑張り抜いた姿で帝劇で会えることを楽しみにして。