A.B.C-Zデビュー三周年に寄せて

A.B.C-Zデビュー三周年記念日おめでとう!!!!!


A.B.C-Zと今もこうしてお付き合いできていること、本当に幸せです。ありがとうございます。


今日はこの記念日に感謝してA.B.C-Zとの思い出を振り返ってみたい。


私がA.B.C-Zと出会ったのは2008年10月のザ少年倶楽部だ。

前々からはなまるマーケットにレギュラー出演していた戸塚のことを『絶対ひかちゃんの好きな顔だから!』とお母さんにオススメされてはいた。しかし私は当時一途な嵐担であり、他の人を見るなら一回でも多く嵐の録画を見たい!というタイプで、全く母の話に耳を貸していなかった。当時のJr.のことも恥ずかしいことに、4TOPS以降はYah-yah-yahと藤ヶ谷くらいしか知らなかった。もちろん小学生くらいの頃にKinKi Kidsの後ろで踊っていたA.B.C.のことも記憶にないのだから本当にもったいない人生だ。

しかし、私がザ少年倶楽部を見なければいけない事態が訪れる。それは、2008年夏頃から私が一人で嵐の録画を見ている間に、両親が妹とザ少年倶楽部を見るようになり、10月になる頃には私だけが家族の中でJr.の話題に着いていけなくなったということだ。私だけが誰が誰のことかわからない。特にお父さんが『五関は〜』『俺は藤ヶ谷がいいねえ』と語り出し、そっちの世界に行ってしまったことが私の中で大きかった。

10月から私は家庭内の会話に交じるため、ただそれだけの理由で嵐の録画を見るのを一時間我慢し、ザ少年倶楽部をかじりつくように見ることになる。
ちなみにお父さんが語っていた五関くん。その当時はザ少年倶楽部内コーナー「熱血Jr.リーグ」で新婚の奥さんキャラを極めていた。こうして一人一人、Jr.のユニット、そのメンバーの名前と顔、特技やキャラ、オリジナル曲などを叩き込んでいくうちに私はもうすっかりA.B.C-Zの虜になっていた。
戸塚を見た瞬間、「この人が好き。断トツかっこいい。この人応援する。もっと早くからちゃんと見ておけばよかった」と呟いた私に、お母さんは「だから前から裸の少年もはなまるも勧めてたじゃん」と冷めた目を向けた。

その頃はえびきす(A.B.C-ZKis-My-Ft2の組み合わせのこと)全盛期で、A.B.C-Zの兄弟ユニットKis-My-Ft2も同じくらい熱烈に応援するようになる。

2009年になるころには録画をリピートするテレビは嵐からザ少年倶楽部へと変わっていた。ヲタク人生で初めて担降りを決めた。

2009年私は第一志望の高校に合格。合格祝いに滝沢演舞城のDVDを買ってもらう。KAT-TUNツアーのバックについていたA.B.C-Zを見に行き、生の戸塚と初めて会う。

この中でも彼らを取り巻くどんどん環境は変わっていた。Kis-My-Ft2の玉森がごくせんをきっかけにグループのセンターに据えられ、Kis-My-Ft2PLAYZONEの座長を務め、全国ツアーをする。少しずつ、えびきすでの仕事が減っていった。少年倶楽部では一緒にいるところを見られたが、もらうオリジナル曲の数も、増える衣装の数も違っていった。

でも私はどっちも大好きだった。キスマイがどんどん先に行く。そして、ついに2011年2月、キスマイは3回目の全国ツアーで、デビューを発表する。

2つの仕事の差に、デビューを諦めそうになることもあった。彼らはいつもこう言った。「目の前の仕事をがんばること。それが僕たちにできること」だと。
デビューはなくなったように思えた。戸塚も当時をこう回想している。「Kis-My-Ft2がデビューした。ずっと一緒にやってきた仲間だからすごく嬉しかった。と同時に、僕たちはもうデビューは無いな、と思いました。でも今やりたい仕事ができている。デビューできなくてもそれでもいいんじゃないかって」と。私もデビューだけが、全てじゃないとそう思うようになっていった。

これだけのスキルを持っていながら、そこまで謙虚にただ向上心を胸に自分の仕事をこなすプロ意識と、同じくらい暖かな心をもったこの5人が私は大好きだ。ファンのことも信頼してくれる。会いに行けばいつもあったかく包んでくれる、時には大笑いさせてくれる、お兄ちゃんみたいな5人だ。

私がボロボロになったときも、戸塚が事務所を辞めようと頭を丸めたときも、河合の足が折れたときも。しんどい時をお互い乗り越えてきた。
キスマイがデビュー決めたときのオリジナル曲でDream持ってきたことも、代々木での最高の1stコンも。デビュー決まったのをネットで見て学校で腰抜かしたことも。昨日のことみたいに思い出す。
たくさんの思い出が私の中に確かにある。彼らを想って生きてきた毎日がある。

そしてあの頃の私に戻れたら教えたい。
みんなはデビューできるんだよ。全国ツアーだってするし、たくさんのJr.に慕われるし、たくさんの曲を出して、たくさんのテレビに出て、憧れの先輩たちと仕事させてもらえて、主演ドラマだってできるようになったんだよ。戸塚も座長や銀幕デビューまでするんだよ、まさかの2度目の坊主はちゃんと役作りだよ、って。こんな夢見てたことが全部叶う贅沢すぎる毎日がちゃんとくるんだよ、って。

デビューする前もデビューしてからも、私にとってえびは最高のアイドルです。生きていく根幹です。
デビュー四年目の毎日も楽しみです。
本当におめでとう。


出来なければカットするだけですから。

ついに買った。買おうと決めていたものを。

最近の私はといえば連日自分が殺される夢ばかり見ていた。ストレスはとくに感じていないつもりだが、無意識の部分の自分の精神状態を安定させたくて動いているきしくんが見れる何かを買おうと病院の帰りにブックオフに立ち寄った。
 
そこで手に取ったのがこちら。なぜこれを買おうと思っていたのか、そして鑑賞後の感想を記しておく。
 
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購入したのはSexy Zone Johnny's Dome Theatre 〜SUMMARY2012〜のDVDだ。
SUMMARYといえば、2004年から始まるジャニーズ夏の大イベントであり、夏休み一ヶ月毎日公演される。
デビューしたてのNEWSとJr.時代のKAT-TUNが共同で開催したのを機にHey!Say!JUMP、A.B.C-Z、SexyZoneなどその時々にフレッシュなデビュー組が毎年座長を務めてきた。
 
私は上京した2012年に初めてA.B.C-Zが座長のSUMMARYを観にいくことができた。この夏のSUMMARYは前半A.B.C-Z、後半SexyZoneが交代で一ヶ月間、東京ドームシティで公演を行った。
私は2012年当時、A.B.C-Z戸塚祥太をメインで応援していたため、戸塚目当てで初日と翌日続けて公演を観に行ったのである。
そしてこの夏のSUMMARYには特別なことがあった。それは日テレがSUMMARYに夏を懸けるジャニーズJr.の裏側に密着する『ジャニーズJr.の真実』というドキュメンタリー番組を放送したことだ。
今も探せば動画を見られるはずだ。これはファンでなくても楽しめる、いやファンでない方が楽しめるかもしれない番組なので是非見て欲しい。ジャニーズJr.に密着した史上初といってもいいドキュメンタリーだ。
 
 
私はこの番組を見た2年前衝撃を受けた。高校時代をジャニーズJr.時代のA.B.C-ZKis-My-Ft2に捧げ、2012年当時も関西Jr.を軽く応援していたことから、ジャニーズJr.の厳しさはわかっていたつもりだった。でも私はまだまだぬるかった。なぜならそれまで私が応援していたグループは歴が長いこともあり、Jr.であるにも関わらず自分たちのコンサートができたり、先輩の舞台でも準主演的な位置にいたりと、ある程度バックよりもメイン寄りの立場で仕事をしていたからだ。
確かにこのドキュメンタリーで扱われていたJr.はファンに名が売れているものも多かったが、Jr.時代のKis-My-Ft2などには当然敵うことのないまだまだ歴の浅い若い少年たちだった。9歳の小学生からもう高校を卒業した者までただデビューに向けて、100人を超えるJr.と切磋琢磨しながら自分のキャパを大きく超えて毎日7時間も8時間もただ踊り、フリや段取り、セットの異動や衣装替えのタイミングを覚えメモを取る。空き時間を見つけては夏休みの宿題に取り組み、体調を各自で管理し、そこまでしても上手くいかなければ容赦無く大人に怒られる。しかし一度舞台に上がればファンの前では笑顔で踏ん張り続ける。
ここまでしなければ前には立てない、いやここまでしても殆どが前には立てないそんな厳しい世界なのだと改めて痛感する。
でも彼らはそれを当たり前だと思っている。誰もその現実に弱音を吐くことはないし、誰かを蹴落とそうとすることもない。ただ何かに夢中で踊り続けるだけ。
これを来る日も来る日もやり抜き、デビュー前に数え切れない程のライバルに勝てた者だけがデビューできる。
 
ジャニーズはデビューに厳しい。社長がメンバーのバランスに頭をひねらせ、かつこのグループとどんなショーを作っていくかという心に素直になって、ただ感性だけでメンバーを選ぶ。そこに売れるか売れないかの打算はあまりないと思われる。
何があっても事務所が責任を取ると腹をくくれるほどにこのグループを愛せるか。メンバー1人1人を愛せるか。その社長の想いで最終的にデビューは決まるのではないかと私は考えている。すでにデビュー前から、芸能界に足を踏み入れたその瞬間から誰がデビューできるかという競争の中にいる。それがジャニーズがデビューした後に競争に勝ち残り、売れ続ける強みの理由だと言われているのも頷ける。(もちろん事務所の力や戦略といった要素もあるとは思うが)
 
この胸に迫る何かは日テレさんが滝沢秀明さん(通称…タッキー。Jr.ファンからは滝様と崇められているJr.の人材育成隊長。A.B.C-ZKis-My-Ft2のデビューにも大きく尽力)や、日経エンタテイメント!や明星の編集部などの専門家にも意見を聞きながら番組としてこれでもかというほどにまとめてくれているので私が語るまでもない。
 
きしくんを好きになったことを機に、そのドキュメンタリーを2年ぶりに見返した。最近はいろんな非ジャニーズファンの友達と共に鑑賞することもある。
『なぜここまでがんばれるのか』
一緒に見た皆はそう口にする。私にもそれがわからない。だからこそ私はジャニーズJr.が好きなのかもしれないと最近は思えてきた。
この事務所においてデビューという目標は、人によっては紅白出場よりも国立競技場でのコンサートよりもきっと難しい。その最難関の夢を共に目指す過程に私は虜になってしまっている。
 
ここで本題に戻る。ドキュメンタリーでは裏側を追っていたが、私はSexyZoneのSUMMARYの表側を見たことがなかったのだ。彼らが裏であれだけがんばった努力はどんな形でステージの上に現れているのか。それをどうしてもこの目で見たかった。
きしくんもJr.として1.2位を争うほどかなりおいしい位置で出ているのだが、それはこのDVDにおいてはあまり重要な意味を持たないのかもしれない。
それは、このDVDを見るたびにこのマンションに入った一人一人の夏の一ページに、死に物狂いの努力に想いを馳せずにはいられないからだ。
きしくんはその観点で見れば1/100の存在に過ぎないからだ。
 
ただジャニーズJr.に対する尊敬と感謝を胸に私も懸命に夢に向かって生きていきたいと思った。私にとってジャニーズJr.はいつも自分のライバルだ。
そして岸優太という人間のジャニーズJr.としての生き様一瞬一瞬をお金と時間と気持ちの許す限りこれからも見ていたい。今のうちに彼に出会えて本当によかった。
残りはうまく言葉にできないのでここら辺で終わりにする。
 
長文失礼。
おやすみなさい。